10月31日(土)宮城県気仙沼市五右衛門ヶ原仮設住宅で本校吹奏楽部2年生25名と卒業生9名が演奏会を行いました。吹奏楽部は、震災の年平成23年10月にも同じ五右衛門ヶ原の仮設住宅で演奏会を行っており、今回の演奏会はその時参加した卒業生の呼びかけで実現しました。大阪から夜行バスで15時間かけて気仙沼に到着。仮設住宅の現状を自治会長様から伺い、その後市内を現地「語り部」の方に案内していただきました。
午後3時半、夕陽が柔らかく差す中、「港町ブルース」「ふるさと」など全9曲を演奏。アンコールは「青春の輝き」を全員で合唱しました。演奏後は仮設住宅の集会場で「お茶っ子」(茶話会)。卒業生が中心になり、気仙沼の方言あてクイズ等、楽しい一時を過ごしました。
「今も仮設住宅で暮らしている方々は、大変なはずなのに、震災があったということを感じさせないくらいの笑顔で迎えて下さり、逆に元気をもらいました。」「自分達の今の生活がいかに恵まれているかが分かりました。普通に生きていることが、有り難いことなんだなと思いました。」「被災地のことを心に思うだけでも、何かが伝わる気がする。」と、コンサートを終えた今も、生徒達は東北の方々に思いをはせている様子でした。